当日のご感想をいただきました

「福島うぶすなフェス よみがえりの風」が終了してから、
4日たちましたが、まだ余韻が冷めやらぬ思いでおります。

当日ご観覧のお客様から感想をいただいておりますので、
許可を得て転載させていただきます。

そのほかにも当日のご感想お書きの方いらっしゃいましたら、
メールなどでお寄せいただければ幸いです。
ブログなどの場合はURLお知らせくださいませ。

このHPに掲載させていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

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今夜は、福島で開催された、
「福島うぶすなフェス よみがえりの風」を見てきました。
詩とオイリュトミーと音楽のコラボレーションイヴェントでした。
及川さんの現代祝詞と鯨井さんのオイリュトミーの共演は、昨年の仙台ポエトリーフェスでも見たものの、
今回は、オイリュトミスト3人の踊りと祝詞、そして鯨井さんの朗読による「ハワイアン弁財天」、そして二瓶さんのピアノによるバッハに合わせてのものでした。

おわってみて、感じたことですけれど、
1時間あまり、一瞬の気も抜けない公演だったなと。
まばたきすらも、ほとんどできないくらい、
見ているこちらも緊張感をもって注視していたのです。

均衡と均衡を破ろうとする力の相克、それが美につながっているのではないか。
それを3人の踊りを見ていて思いました。
福島の現状に即していえば、
震災と原発事故によって破られた平穏、
それをいつか、いつになるかはまったくわからないけれども、
少なくとも精神的に、じぶんたちの手で取り戻すのだという意志。
その一方で終息しない原発事故の、放射性物質のもつ破壊的な力を、
蝦夷の国の神々や、放射性物質を神になぞらえて書かれた「現代祝詞」が示していると思ったのでした。
複雑だけれども、現実世界だってもっと複雑で不可思議で、まったく先の見えない時代ですからね。
そんな社会の様相を芸術的なレベルにまで昇華した公演だったというのが、
わたくしの解釈です。
見に来てよかった。

 

 

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